【開催報告】「人生を豊かにする脳科学トレーニング」2016年6月17日(金) 第49回 地域活性あんしん交流会
水・食料・エネルギー・気候変動・災害など、日本はもとより世界的にも問題となっている課題を解決するため、当協会は安心・安全な生活を送る為のプラットフォーム構築と、概念や知識普及のための啓もう活動に日々まい進しております。
その一環として、地域活性化・中小企業活性化・安心安全な地域創りをテーマにした「地域活性あんしん交流会」を毎月第三金曜日に開催しており、第49回目の交流会を、2016年6月17日(金)19時~東京四谷にて開催しました。
日本あんしん生活協会の理念や活動に賛同・共感いただいた16名の方々にご参加いただき、皆様と共に有意義な時間を共有させていただきました。
今回のご参加者も実に様々な活動をされていらっしゃいます。
・空気から安心安全な水を創るウォーターサーバー、製水器を販売する方
・25年以上前から化学物質を使わない300年保つ健康住宅を建築し、林業再生や森林再生もされてきている方
・医療インバウンド事業を展開されている方・書く文字を変えることで性格と行動を変えるという活動を行っている方
・セミナーコンシェルジュとして関西でセミナーやイベントの開催支援をされている方
・関西発で、大切な人たちと安心してゆたかに暮らせる場所となるようなコミュニティ構築を行っている方
・アフリカやスリランカへの輸出業をされている方
などなど。参加された方同士の良縁づくりにも繋がっているようです。
また、今回は2名の方にミニセミナーを行っていただきました。
一人目は、認知症予防脳トレ士の館野健三氏に「20歳から始める認知症予防トレーニング」と題してお話いただきました。セミナーの内容を一部ご紹介いたします。
顔はわかるけど名前が思い出せない・・・という経験はないでしょうか?
脳の重量と年齢を考えると18~30歳でピークを迎え、そこから脳の働きが年齢とともに下降していきます。
そのため、20歳のころから認知症予防のトレーニングが必要になってくるそうです。
具体的なトレーニング方法はは以下の4点です。
- 運動=早歩き(1日1時間、週3回)
- 食事に気を付ける(野菜等)
- 健康管理(血圧測定等)
- 脳トレ
中でも脳トレを行うことが重要だそうで、その基本は「笑顔」だそうです。
笑顔であれば、免疫力も高まるそうです。
そして、いくつかの脳トレを実施していただきました。
例えば、信号機の色の配列は?歩行者用の信号機の青は上か下か?などです。
普段わかっていそうなことですが、いざ質問されると即答できない状況でした。
また、次のことで家族が認知症だと気づくきっかけになるそうです。
同じことを何回も聞く、モノの名前が出てこない、興味関心がなくなった、
置き忘れやしまい忘れ、歩く速度が遅くなる、歩幅が狭くなる、歩くのにぐらつくなどです。
同じことを何回も聞くようになったとしても、
否定せずに何回も聞き入れてあげることが大切だそうです。
総じて、笑いあり学びありでテンポよく進み、さすが長年教師をされ、
教師を教える活動もされている舘野氏だなと思いました。
2人目は、日本メンタル再生研究所所長で脳科学メンタルトレーナーの山本潤一氏に
「脳科学心理セラピー活用のおすすめ」という題でお話をいただきました。
うつ状態になっている方は、脳内の情動の発電装置と言われる「扁桃体」という部分が興奮しており、
前頭前野部(意志決定の場所)の血流が不足しているということが分かっています。
しかし、薬や通常のカウンセリング、認知行動療法では、
扁桃体の興奮は止められないため、うつの再発を防止できません。
扁桃体の興奮は、実は「何を言われたか?」ではなく
「どういう表情(特に目)で言われたか?」によって発生します。
扁桃体では、目つきに反応する感受性も作られているそうで、怖い顔をしているときの目を見ると、ストレス反応が出るそうです。
対処法としては、日ごろ目につくところに、心が和む笑顔の写真を飾っていたり、
持ち歩いたりすると、扁桃体から出るストレス反応が抑えられるとのことです。
どちらのセミナー内容も、日ごろから予防を心がける必要性を感じさせられました。
セミナー後は乾杯をし、異業種の方々が集う場ということもあり話にも花が咲きました。
交流会の中盤には、2名の方から興味深いスピーチをしていただきました。
1人目の方は、当会の特別会員でもあり、一般社団法人天然住宅代表の相根昭典氏です。
現在は、地方の過疎化が進んでいる地域で、人が集まり、人が健康になる循環型社会を目指した
森林復興とエコ建築やエコビレッジを作ることに取り組んでいらっしゃいます。
エコビレッジについては、今回のセミナーの内容にあったストレス軽減や
認知症の予防につながるような、笑顔が溢れる街作りというコンセプトで取り組まれているそうです。
2人目の方は、日本エコロブルー株式会社の河崎悠有氏です。
熊本地震発生から5日後、南阿蘇の病院からの支援要請を受け、
「空気から水を創るウォーターサーバー EcoloBlue」を支援物資と共に、病院と避難物資の旧排除へ届けられた報告をお伺いしました。
どのお話も非常に勉強になり、安心・安全な生活を送る為に役立つ内容でした。
安心・安全な生活を送る為には、衣食住はもとより防災や地域活性化など、様々な分野でご活躍されている方々との連携・協力体制が大切だと考えております。
今後も安心・安全な生活を送る為に、様々な情報を皆様と共有できればと思っております。
次回は、7月15日(金)19時~六本木にて開催いたします。
詳細は以下の記事からご確認いただけます。
【開催告知】「迫り来る東京大地震からどのように生き残るか? 命を守る優先順位について」&「災害時の水不足と世界の水危機の解決を目指して ~空気から安心安全な飲料水を創る~」2016年7月15日(金) 第50回地域活性あんしん交流会
日本あんしん生活協会の理念や活動に賛同・共感いただける方々のご参加をお待ちしております。